今の仕事を辞めてしまったら、一番気になること。
”収入” ですよね。
すぐにいい仕事が見つかるとも限らない。
まして貯金もそんなにない。。。
私もそんな不安ばかりで、なかなか退職に踏み切れませんでした。
現在、退職して約1か月半になりますが、少しずつ「いいこと」が表面化してきた気がします。
そんなことを記録として残しておきたいなと思います。
退職した理由。シンママの場合。
私がいた職場は、一族経営の小さな個人事務所でした。
40歳の時に派遣で入り、そのまま入社。
その時すでに離婚していたので、とにかく安定した収入があれば職種問わずといった感じでした。
全く専門外の職種でしたが、個人事務所としてはそれなりに給料もよくボーナスもでる会社でした。
気が付くと管理職と呼ばれる立場となり、このままずっと定年まで働くんだろうなあと思っていました。
しかし、危惧していた事態がおこります。
社長が引退を視野に入れ始め、会社を息子に継がせようとしたのです。
その息子が、よくある「2世」でした。
私はいつもその息子のやらかしたことで顧客に頭を下げ、詫び行脚をし、それを再々注意をしても全く改善せず。
会社も息子に対してはおとがめなし。
さらに会社の経費を湯水のようにつかう一族。
出社もろくにせず、高級社用車を自家用に使い、次から次へと不要なシステムの導入をし、途中で放棄する始末。
一方、従業員の給料は払われてはいたものの、実質残業代は出さず仕事の評価もされず昇給もストップ。
そして私は従業員を守るために役員にモノをいうべき立場でしたので、そのせいで役員から陰湿ないやがらせが始まりました。
フラストレーションだけは日に日に増加していく。
時を同じくして、我が家は三人の子供がいるのですが、うち二人が不登校になりました。
私自身、不登校に関しては全く問題はないのですが、それに対する隣接する実家の両親の目。
仕事でストレス、帰宅すると実家ストレス、そして自身の更年期障害による体調不良。
もう限界を感じました。
でも、3人の子供を育て、ローンの返済もあり、世の中の物価高。
収入を考えたら、とても退職なんてできません。
毎日、睡眠薬を飲むも寝れて4時間。
休みの日は原因不明の体調不良で動けない。
このまま無理をしたらリアルに総崩れとなると感じていました。
そんな時、会社が長年勤めてきたとある従業員に対して、理不尽なクビ切りをしたのです。
その方はいきなりのクビ宣告で、一週間で辞めさせられることとなりました。
もう、私は感情爆発し、役員たちと大喧嘩しました。
退職までの準備。シンママの場合。
会社が繁忙期であったため、すぐに退職の意向を示さず、水面下で着々と準備を始めました。
やったことは以下のことです
・役員たちと自分の会話はすべてスマホで録音
・メールやラインのやりとりはスクショ保存
・会社の就業規則を熟読
・労働基準監督署へ相談
もしかしたら、裁判沙汰になるかもしれません。
そうなったら、個人である自分は勝てる自信がありません。
素人の自分にできることは、攻撃ではなく防御です。
就業規則なんでわからない、と思う方だほとんどだと思います。
とりあえずは「退職金規定」と「賃金規定」を理解すればいいと思います。
就業規則は全従業員が見れるように保管をする必要があります。
私は自社の就業規則を労働基準監督署に持ち込み、おかしいところを先に指摘しておきました。
それが退職金であったり給料未払いであったりするときにとても大切になりますので、私はその自衛策として労基に行きましたが、親身になって相談にのってくれました。
もし、万が一、就業規則に記載の通りに退職金が支払わなければ、再度来てくださいねと言ってもらえました。
そして、子供たちを不安にさせないよう、話をする前にこれからの将来のビジョンを説明したうえで会社を辞めることを伝えました。
我が家の子供たちは私の苦労を理解してくれていて、みんな賛成してくれました。。。
これが一番ほっとしました。
退職表明。シンママの場合。
まずは上司に退職の意向を示すことです。
私は話が通じる役員が社長のみでしたので、社長に話をしました。
社長はほかの役員と私の折り合いが悪いことは理解していて、さらに子供の世話や両親の介護にも共感してくいれていたので、辞めずに自宅で仕事を続けるように話してくれました。
でも、私自身がもう会社とつながりを断ちたかったので、社長には本当に申し訳なかったですが退職で話がまとまりました。
会社によって対応は違いますが、基本的には退職の流れは下記のようになります。
・退職したい日付の1か月前(2週間前の場合もあり)までに、退職願の提出
・退職願が受け入れられてから、退職届その他書類の提出
退職願は受け入れられないことがあるかもしれませんが、退職すること自体は労働者の権利ですので会社が何を言ってきてもこれで辞めることが必ずできます。
ここまで自身ができればよいのですが、そういかない場合もあるかと思います。
そんな時は費用がかかりますが、退職代行に頼むとよいですよ。
有給消化期間がある場合、その間はほかの労働をすることはできません。
なので私は次のようなことをしました。
・有給休暇の買い取りをお願いする
・副業を認めてもらう
・ネットで稼げるスキルを磨く
有給休暇の買い取りについてですが、基本的には禁止されている行為です。
ですが、これは会社判断となります。
業務が大量に残っている、引継ぎが終わらないなど、そういう理由で会社側と交渉することも可能かもしれません。
また、私の場合は就業規則に副業は許可を得れば可という記載があったので、有給消化の日ではなく公休日(土日祝など)にアルバイトをしてもよいという許可をもらい、その日は日々紹介のバイトをして少しでも収入を得ておこうとしました。
タイミーやメルハロなどであれば即日働くことができます。
公休日にアルバイトした分、有給消化の日に休めばそこまで体はつらくなかったです。
また、クラウドワークスを使い、ライティングやアンケートなどの実績を少しずつ積んでおきました。
これならいざメインでやろうとした際に多少の経験値があるのでスムーズに事が運ぶと思ったからです。
退職後の生活。シンママの場合。
退職の表明をしてからかなり時間がかかりましたが、会社を辞めることができました。
退職金も出ましたが、就業規則に記載の通りではありませんでした。。。
コノヤローと思いました、どこまでいって腐りきった一族。。。
ここで労基に再度相談に行くことも全然できたのですが、これで会社と縁が切れるのであれば妥協できると感じたので、再度行くことはしませんでした。
副業としてやっていたアルバイトは続けています。
主にタイミーですね。
タイミーでつながった就業先とは本当にいい縁をつなげていると思います。
仕事のリクエストをしてくれたり、次回の仕事の募集の情報をくれたり本当に助かっています。
ただ、失業給付中なので労働時間に制限があります(別記事にて説明)。
そして、ライティングの勉強をつづけながら、何か収入につながるものはないかと探している日々です。
メルカリなどでお小遣い程度の収入もあります。
ネットではよく「主婦でも簡単に副業で〇〇万円稼ぐ」といった記事がありますが、ほとんどが釣りだと思ってます。
そんな簡単に稼げるほど甘くはないです、だまされないでくださいね。
今のネットの世界は本当に怖いです。。。
スキルをまねる、盗む(いい意味で)のは絶対に必要です。
なので最初のうちは単価の低い案件をこなして、いつかは少しでも稼げるようなスキルになるまで日々勉強だと思っています!
退職してよかったこと。シンママの場合。
・いつも値下げした惣菜を食卓に並べていたが、手作りの食事を子供に食べさせれるようになった!
・自身がろくな食事をしていなかったが、ちゃんと野菜多めの食事になった!
・眠りが深くなってたくさんの時間を続けて寝れるようになった!
・リビングでパソコンをしながら子供と会話ができるようになった!
・子供の学校に行く時間ができたので、子供が行かなくても先生との連絡がスムーズになった!
・大好きなウーパールーパーに囲まれて過ごせるようになった!
・アルバイトが新鮮で、いろんな職種がちょこちょことできるので楽しい!
・収入は減ったが、時間がたっぷりとれるので未来への自己投資ができるようになった!
・とにかくストレスフリー!
たぶん、この先もっといいことがあると感じています。
将来の不安もまだまだありますが、じっとしていてもしょうがないと思っちゃっています。
会社に残してきてしまった同僚たちには申し訳ないと思っていますが、自身の人生です。
何か月後もこの気持ちが残っているように、頑張ろうと思います。